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【備忘録】PIT マニューバについて調べてみた

アメリカのカーチェイスでよく見る体当たり&スピン。
警察車両が容疑車両に行う攻撃って、”P.I.T マニューバ”というそうです。
アメリカ版「警察24時」ともいうような動画によく上がっていたので、気になっていました。

調べてみたので、気になった方は参考にどうぞ!

目次

”PITマニューバ”って?

基礎知識・由来

車両を走行中の容疑車両の後方にぶつけて、スピンさせる技術です。
”プッシュバンパー”を装備した専用のパトカーと、資格を持った警察官が行います。
アメリカ合衆国ヴァージニア州のフェアファックス郡警察が発展させ、名付けたと言われています。

P.I.T.の由来は、

  1. Pursuit Intervention Technique(追尾走行阻止技術)
  2. Precision Immobilization Technique(精密走行阻止技術)、
  3. Push It Tough(強く押す)

などではないかと言われています。
Wikipediaだと、”パーシュート・インターベンション・テクニック・マニューバ”として扱っているので、1が該当します。
TVI (tactical vehicle intervention)と呼ぶ場合もあるようです。

やり方

  1. 警察車両のプッシュバンパーの角を、目標の後部フェンダーに当てる。
  2. 当てたらそのままハンドルを切り、目標のフェンダーを介して、後輪に横方向の力を生じさせる。
  3. 目標は後輪に発生した横方向の力により、安定を失ってスピンする。

専門資格

州警察や保安官事務所によって資格があるようです。(詳細調査中)

バンパー

”プッシュバンパー(Push Bumper)”装備したパトカーを用います。
カンガルーバーや、グリルガードと似ていますが、より頑丈にできています。

市販しているメーカーは、Setina社などがあります。

危険性

概ね時速50マイル(約80km/h)以下では致死性の威力行使とはならず、PITの違法性は阻却される。

と言われているそうです。

ただし、35マイル (55 km/h)以上では避けるように規則で決まっていることが多いようです。
それ以上の速度でもPITマニューバを行う場合は、犯人を射殺してでも確保するべきような重大事件で行う事が多いようです。また、安全のために3台以上のパトカーで追跡して行うようです。

海外動画でも、走行中の一般車両に二次的にぶつかってしまうケースが散見されます。
日本で行った場合は、海外に比べて道が狭く、他の車両にぶつけてしまう可能性が高そうです。

日本での”PIT マニューバ”

日本での実施は、法律上困難

日本では法整備が進んでいないことや、狭い道が多く、PITマニューバーを行った例はわずかです。
PITマニューバー用の警察車両には、専用バンパーが必要になるため対人事故の場合には加害性がかなり高まります。
警察官が犯人以外の第三者へダメージを与えてしまった場合のリスクを考慮すると、今後も実施は困難と思われます。
(個人的にはやってもいいのではないかと思いますが・・・)

大阪府警の”地域遊撃車”

大阪府警地域遊撃車

”P.I.T マニューバ”ではありませんが、日本にも似た外観の車両があります。
ランドクルーザープラド150系のフェンダーに、グリルガードをつけています。
2017年3月現在では試験導入ですが、将来的にはカーチェイス対策に導入が進むかもしれません。

ちなみに、大阪市西区の第1方面機動警ら隊に配備されているとです。

代替手段

Grappler police bumper

Grappler police bumper

「グラプラー警察用バンパー」は、2015年頃から採用され、徐々に普及してきている警察車両のフロントバンパーに装着する装置です。ターゲット(逃走車両)の後輪にネットを絡ませて強制的に停止させる仕組みになっています。
実際の使い方は動画を見たほうが分かりやすいです。
このやり方なら

”PIT マニューバ”の実際の動画

個々のPITマニューバの動画

参考

Wikipedia (PIT maneuver)

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